セミナー初日

やっべ、寝れねー(笑)

ローレンについて本気出して考えてみた、りしていたら寝れなくなりました。やだもー。


で、長々とネタバレしまくりの考察混じりまくりの感想書いてみました。追記に入れて反転させてあるので…携帯からの方はどうなるかちょっとわかんないんですけど。多めに行間は取ってあるのでご注意ください。

  • カーテンコール
  • ローレンについての分析
  • 濡れ場(笑)の詳細+女優さんのお話
  • ラストシーン












初日のカーテンコール

カーテンコールは4回もあった。3回目でスタンディングになりまして、4回目はしげあきが一言しゃべってた。

「こんなびしょ濡れなのに一言!?」
「全部本気で演じて行きたいと思ってます」
「ありがとうございました!」

…的な。なんかもう覚えてないんですけど(笑)全部しげあきは下手の出口からはけるので、上手ブロックにいた我々非常にやきもきでした(笑)こっちもこいよー!こやまは全部回ってたよー!?

でも4回も出て来てくれてありがとう。びっしょびしょのシャツが、最終的には乾きかけてたしね(笑)

ローレンについて

ちなみに衣装は、ハイウエストな黒いパンツにサスペンダー、ストライプかな?が入った白いシャツ、エナメルの黒い靴。グレーのジャケットを着たり脱いだり、あと眼鏡をかけたり外したり、サスペンダー肩から外してる時もあったな。脚長く見えるのであのハイウエストは大正解でしたかとーさん。

ローレンは本当はすっごく子どもと言うか、自分の欲求とか好奇心とかに純粋に従順すぎるがために、ああいう人のことを考えない振る舞いをしていた。それがセミナーハウスの面々と出会って、自分の振る舞いが周りに影響を及ぼすことと、その影響が快くないものだってことを知って、というか気付かされてしまって、変わらなければいけないと思う自分と変わりたくない自分との葛藤が生まれる。そこで自己破壊からの復興というローレンなりのルネサンスをやり遂げきれずに、ジェイソンの睡眠薬を飲んでしまった―――ということなのかなと思いました。1回しか見てない上にとんでもない位置から見てたからあれですけど。

PCと携帯が嫌いなのは、知識を求める場所を破壊されるのが嫌だったから、っていうのもあるのかな。フィレンツェにきたのは血縁と知識を求めたためなのに、それを邪魔されることで自分のルネサンスを邪魔されることがやだったのか…。もともと嫌いなのは、セックス依存症の部分と関係ありそうだな。それの表現なのか劇中の着信音やタイピング音がノイズっぽくざらざらだったのが好きです。

セックス依存症って母親との関係性に由来する場合が多い、っていうのを事前の勉強でちらっと見たんですけど。ローレンもそうでしたね。母親のようになりたかったのに、父親のようになっていく自分が嫌だった、という部分もあるんだろうな。

濡れ場(笑)

つーかあれは濡れ場とは呼ばないよ!?ぜんっぜん、もっと脱ぐのかと思ったのに脱がないしね。まあ脱げないともいう、だって大学ノートのラストページの写真…おなか…(笑)むしろさあ、ジェイソンをベッドに押しつけて「死ぬぞ!?」って言ってるところが一番かっこよかったよ!?あそこが一番男前でした。

女子と絡んでるローレンに関しては、心からの最上級の褒め言葉で「きもいっ!」と思ってました。大丈夫です褒めてます。一見したら気持ち悪いぐらいにねちっこいセクシャルさを出して1対1で迫られたら、しかもその人が一番弱い態度をちゃんと使い分けてこられたら、そりゃあ落ちますよねってな話です。

  • 1人目:ハンナ(夏希ちゃん)

とりあえずキスシーンがねちっこすぎる(笑)!!ローレンが最初に誘惑してローレンの部屋でキスしてベッドルームに連れ込むんだけど。そのキスシーンが長くてびっくりしたよ。それが1発目だったからか、その後は全然そんなことねーじゃーん、みたいなテンションだった。

多分ハンナは押しに弱いタイプなんだろうなー。簡単に言えば、先にしている約束は絶対に守るタイプ。だからこそローレンにはまりすぎることはなかったけれど、その分ローレンのために、という行動がいちばん出来たんだろうなーと思いました。

最後にローレンが自分の母親と父親の話をするところ、だんだんローレンの目が潤んで行くのがよくわかる場所でよかった。はじっこだからこそ、じわじわ滲んで落ちていく様がねえ…すごくきれいだったよしげ。ただそのあとだんだんガチ泣きしていくので、綺麗に泣くだけじゃないのが流石の加藤さんです。こやまみたいに女優泣きじゃないところが、若干汚い勢いで泣くのが流石の加藤さんです。それでこそしげだよ!!

…それはさておき。あんなに手が早かったローレンが、抱きしめてくれるハンナになかなか縋りつかず、でも最後にはハンナの胸で声を上げて泣くのが、どのシーンよりも子どもっぽくて、あれがほんとのローレンなのかなあ、って思いました。

しかし夏希ちゃんほんっと美人さんなのね!!場所的に夏希ちゃんのバックポジションだったもので、けつちっちぇー、というのばっかり見てしまいました。ごめんなさい。ワイド目のパンツばっかり履いてるのにその細さが分かるんだもん、相当だよ!?

  • 2人目:グレチェン教授(賀来さん)

正面から抱きあうシーンが2回、あとは事後的な、シャツのボタンを閉めるローレンのシーン。「どっちが興奮しますか?って聞いたりしちゃいけないんですよね?」的なことを事後的なシーンで聞くローレンが非常にヤなヤツでよかったです。こんな教え子やだ><

しげもパンフに書いてたけど、ほんっとに声がいい!そして夏希ちゃん同様、非常に顔が小さい!!しげがおっきくみえるのよねー。一番近くを通ったのが実は賀来さんだったんですが、なぜかわたくし足首を凝視してしまいました。…女子に対して本当に気持ち悪いのはわたし、わかってるわかってる☆

最後ローレンが色んなものに失望していく中のひとつに、彼女が自分に対して必死になってしまったことというか、彼女が自分よりも大人な存在ではなくなってしまったこと、っていうのも少なからず影響しているんじゃないかなーと思いました。その分の母性を求めた先が、ハンナだったのかな。

  • 3人目:ミッシー(田畑さん)

庭で話すシーンの後、ハンナにふられて、聞こえてきたバイオリンを追ってミッシーの部屋を訪ねて行く…で1幕が終わるんですよね。多分そのまま関係しちゃうって言うことなんだろうけども。それが翌日パトリックとミッシーの揉め事の発端になるんですけどねー。ミッシーが何してたのか、ハンナは気付いてたんだろうなあ。

ローレンはミッシーに、パトリックからの自由を与えたっていうことなのかな。あと敬虔なクリスチャン、ていうのもミッシーのパーソナリティのひとつなんだろうけども、その辺があんまりわからないままでした、個人的には。誰かわかったら教えて(笑)ただローレンが見てたのは聖書なんだなーっていうのを、終わってからパンフ読み直して改めて思い出したりした。あたしも大学の授業で聖書読んだけど、よくわかんない書物だよねあれ。

  • 4人目:テス(安藤さん)

水着で寝てるテスを目撃するところから2幕が始まる、お金でレポートを書いてもらおうとするテスに対して、お金の代わりにセックスを要求するローレン。その時は断られるも、結局部屋に来てやけ気味にシャツを脱ぐテスに、レポートの指導をしてあげるローレン。これはあれかなあ、したのかなしてないのかな。わかんないけど翌日のテスの甘え具合を見ると、したんだろうなー。ローレンだしな←

実は一番わかりやすいのがこの2人かなーと思いました。自分には知識も教養もないけれど、お金と家柄はある。それが生んだテスのコンプレックスを、ローレンが認めてあげるような振る舞いをしてたってことなんだろうなーと。テスと話すローレンは非常にわざとらしくテスを持ち上げいい気分にしようとしていて、ローレンの態度がころころ変わるのがよく出てたな、と思いました。

テスとローレンが庭で会話するシーンが大好きです。ローレンはおしりが大きい女の人が好きなので、テスがコンプレックスに思ってるおしりが好きだよーみたいな話をしてるところ。おしりちゃんって呼ぶよ、とか言ってるところで四つん這いになって舞台の前にけつを突き出しているローレンが非常ーーーに馬鹿で可愛かった!!!そのあとテスが前日?にイタリア人と場所がなくて花壇でしてたっていうのを受けて花壇に誘うのとかもう、いい具合にローレンが変態で大好きでした。テスのおでこにチューすんのとかね、いいねーローレン変態ですね☆みたいな。褒めてるよ。

ラストシーンとローレンの最後。

公開されていたあらすじでは、噴水の前でローレンが倒れているところから始まる、だったんですけど。実際そうだったんですよね。ローレンという設定の人形が倒れていて、それをもう一人のローレンが見ている、みたいな図から。だから噴水って言うのは噴水という体の場所だと思ってたんですよね、部屋であり教室である枠が噴水の外周ということなんだと。

それが、最後にそのシーンに戻ってきたときに、ほんとに噴水が出てきたんですよね!!水が。ぶわーっと噴き出して。まあそれを見たときに真っ先に思ったのは「やまぴー!」だったんですけど(笑)でもすごかった。徐々に噴き出したその噴水が、どんどん高くなって、セットの枠の中に水がたまって本当に噴水になるんですよね。

最後会場を出る時に近寄って見てきたけど、ほんとに枠ぎりぎりまで水がたまってた。…まああんまり綺麗な色ではなかったけど(笑)そこはね、ね。

悲壮な顔をして薬をいくつも飲んで行くローレンが、最後にゆっくりその噴水の中に落ちて。それをテスが見つけて、心肺停止してるローレンをセミナーハウスのメンバーが助ける。そのあと息を吹き返したところをハンナが抱えて、死んじゃだめ、と叫んで暗転してしまう。ローレンが死んだかどうか、わからないまま。

ラストシーン、教授がその後のロレンツォとメディチ家の講義をするのを、水が出なくなった噴水のはじにローレンが座って聞いている場面。あれ正面には背を向けてたんですけど、端の方だったんで仕草とか横顔がよく見えて。水面を手で跳ねあげたり、水の中につけた足をぱたぱたしてみたり。あれもやっぱり、ローレンが死んだとも死んでないとも取れるんだけど…あの噴水が止んで急に静かになった光景は、わたしにはローレンが解放されたように見えた。ルネサンスとの戦いからも、苦しみながら生きることからも。


…わたし相当ローレン好きですね(笑)

いやだってさー、コールはストーリー展開を楽しむ舞台だったけど、これはローレンの物語じゃん?ローレンていう人間の動きを見るものだから色々考えるじゃん?そりゃこうなりますよねーみたいなね。